昭和31年生まれの僕は、子供のころ祝祭日(昔は旗日といっていた)になると
日の丸を家の門や入口付近に掲げることを常としていました。それは子供の役割で
朝目が覚めると日の丸を箱から出し、一番上に金色の球をつけ、掲揚したものでした。
その日の丸を見ると、日本人でよかったといつも思ったものでした。
僕たちの子供時代は、日本人は皆同じように豊かではなかったと思うのですが、
心は裕かだったと今になって思います。
僕の生まれた家は、借家だったと記憶しています。昔のぼろぼろの家で、大雨が降ると
高床の下は水浸し、台風が来れば家の外からつっかい棒をし、中から釘で板を打ち付け
て大人たちは右往左往していましたが、子供の僕はなんとなく嬉しくて、はしゃいでいた
記憶があります。
話があちらこちら飛びますが、そんな暮らしでも、家族そろって(大家族だった)みんなで
一緒に晩御飯を食べて、誰も不満はなかった?(子供だったからわからなかっただけ?)
と思います。
物質的豊かさを求めたため心の裕かさは少なくなったのかなと思います。
国旗の話に戻りますが、現代祝祭日に国旗を出している家は、少なくて、マイノリティー
になるのではないでしょうか?僕の家では国旗がないので、またあっても掲げる場所が
ないのであげれませんが、国旗のある家は日の丸を出してほしいと思うのは僕だけでし
ょうか?53歳のおっさんのボヤきでした。
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